昨晩より名古屋城整備について、5日間に渡る市民向け報告会が、市内方面別で始まりました。まずは名東区の文化小劇場にて、18:30より2時間かけて行われました。

あいにくの天候もあってか、残念ながらホール350席程度のシートは、1/3ほど。目測ですが恐らく、議員、市職員、マスコミの参加者を差し引くと一般市民は、70名ほどでしょうか・・。

一応の説明が終わったのちに、参加者による質疑へ。

○現在、市内の建築物の長寿命化に向けて、順次リニューアル改修を行っているところではないか?純粋に耐震化を進めればイイのでは?

○昭和実測図があり、史実に忠実に木造復元といっても、レプリカはレプリカであり、愚の骨頂だ。

○熊本城を受けて、耐震化が気になる。また、障害者用とはいえ、エレベーターをつけるのか?

○元々の名古屋城の全体整備計画には、天守閣の木造復元とは書いてない。しかもそれは、パブコメ(市民意見)も聞いた上の計画だ。今回の木造復元は、市長の個人的な見解で変わったのか?

○税金は一切使わないというが、本丸御殿はどうなのか?天守閣を名古屋のシンボルというなら、あえて税金は一円も使わないと言わなくてもイイ。また、入場料に名古屋市民を現行の500円から450円に安くして、市外来場者は1000円というような扱いは、全国の史跡・博物館等では例を見ない。逆に市外からの来場者は、交通費等かかるわけで、そういった方を優遇するべき。おかしいと思う。

○国内の入場料は、例えば清水寺400円・銀閣寺500円であり、例えば海外では、バッキンガム宮殿、バチカンは2000円ぐらいする。つまり日本は安い。それは、文化財の指定をすると国からの補助があるからだ。完成後の料金設定に疑問がある。

○せっかくいいものを作るのなら、当時の人がどのように暮らしていたのか?などの魅力づくりをして欲しい。

○エレベーターとはいえ、4人乗りとは?バリアフリーの観点と逆行した設えではないか?

などなど、かなり手厳しくも、ある意味、去年行われた市内16区でのタウンミーティングよりも感覚的・感情的でない、理論立てた冷静な質疑が当局関係者と交わされたものと感じました。

最後、市長からは、「名古屋城はずっと赤字。零細企業を経営してきた者として、少しでも黒字化して、1人でも多くの市民がニッコリするものにしたい。これは、世界三大復元の一つになる。ドレスデン聖母教会、ワルシャワ王宮に継ぐ。名古屋城は、コンクリートで自信を失っている。地震で非常に危ない状態。熊本城よりも一刻も早く・・そうでないと、とんでもない税金の無駄使いになる。これは、空前のチャンス。ぜひ400年後の子どもの顔を浮かべて欲しい。せっかくの皆さんの税金を有効に使って、名古屋の郷土愛を高めたい。サンキューベリーマッチ。(意訳含む)」などと締めくくられました。

個人的な感想として、名古屋城整備に対して市民の機運が熟し始めているとは正直実感できないものの、名古屋の将来を考えての真剣な参加者の姿勢が垣間見えたひと時でしたφ(・

【今後の報告会予定】
5/11(水)18:30〜20:30@西文化小劇場
5/12(木)18:30〜20:30@港文化小劇場
5/13(金)18:30〜20:30@緑文化小劇場
5/15(日)14:00〜16:00@鯱城ホール
※開場30分前
[プログラム]
1.あいさつ(市長・市会代表) 2.DVD上映 3.概要説明 4.質疑