スプレー缶の排出方法、まだまだ「屋外で穴あけ!」が必要です!!
『危ないで、穴を開けんように早速指示する。』
この河村市長発言から、「スプレー缶穴開け不要」といった類の言葉が先走った感があり、市民の皆さんが混乱しているようなのです。
とある、保健環境委員さんからの陳情で判明。早速今朝、当局と面会。
全国的に家庭での穴あけ作業による爆発事故が相次いでおり、名古屋市内でも昨年度の火災事故件数は8件。環境省が、09年より「望ましくない」との見解を示しているものの、現在、政令指定都市では、『穴あけ必要派』と『穴あけ不要派』は半々。
仮に、本市において『穴あけ不要』とするのであれば、缶の処理委託事業者の設備整備、本市との契約内容・委託料の変更による費用負担増など、解消すべき課題があり、まだまだ時間がかかりそうなのです。
ところで、本市で起きた大江破砕工場での火災事故から7年。完全復旧まで1年以上かかり、復旧費用に約30億円。さらにその間、周辺自治体の協力を得ながら本市の不燃ごみの収集・処理をすすめてきました。
(参考 http://www.city.nagoya.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000011/11089/houkokusyo.pdf

20日の新聞報道でもありましたが、穴あけ不要とした自治体では、処理のあり方に新たな課題をもたらした事故も起きています。
しかしながら、家庭での事故防止も施設の事故防止も、どちらとも大切なことです。火を使う場所で穴をあけると引火する恐れがありますし、不燃ごみや空き缶などに混ぜて排出すると、収集車や工場の火災事故の原因にもなります。いずれも、スプレー缶1つで、尊い命を失ってはいけません。
まずはスプレー缶使用者が、安全で正しい方法で排出することから始めるべきではないかと思います。
町の保健環境委員さんも、スプレー缶に限らず、ゴミの分別収集に日々汗を流されご苦労されてもいます。
名古屋市民のみなさん!スプレー缶類は、①完全に使い切って、②火の気のない!風通しの良い!屋外!で穴をあけて、③可燃ごみの日に資源袋か透明・半透明袋で排出してください!!
保健環境委員さんのご協力で、9月中に、画像のようなチラシが各戸配布される予定ですし、広報なごや9月号でも掲載される予定ですので、みなさん周知いただきますよう宜しくお願いいたします。