今朝は名古屋市役所にて、地元住民みなさまの要望活動に同席。昭和50年から続く、区政協力委員長さん等で構成される、地元要望団体。「天白区を住みよくする会」(略称天住会)。
重点要望として提出されたのは、「天白川・植田川の整備について」、「コミュニティセンターの整備について」、「コミュニティセンター内のバリアフリー対策について」と、『弥富相生山線道路の早期開通について』。
市道弥富相生山線は、昭和32年に都市計画決定され、平成15年以来「環境に配慮した道づくり」として88回に及ぶ施工ワーキングを行いながら地元と協議を重ねた上で整備が進められてきました。
これまで多くの議論を呼んできた都計道。現市長初当選後、突然の命により平成22年1月から約5年間工事が中断され、平成26年10月に住民意向調査を経て同年12月に道路事業廃止が市長より表明されました。
しかしながら、現在、都市計画そのものが廃止になったわけではなく、また都市計画が求める目的に変わる対策が講じられたわけでもありません。(※整備目的「(中略)都市内におけるまとまった交通を受け持つとともに、円滑な交通処理と良好な市街地環境の形成、さらには災害時の防災性の向上を図ります。」)
いまもなお、生活道路への自動車の進入による児童や高齢者の交通事故の発生や、災害時・緊急時対策への懸念など、地元の不安は解消されていません。

役員のみなさまからは、
「住宅地内への入り込み交通対策が、最優先課題。」
「先日、とうとう下校時間に自動車が横転する事故が起こり、あわや大惨事になりかけた。」
「ホタルが大事か、生活が大事か?地域だけの利己的なものでなく、周辺地域への影響の解消も含め、地元住民の強い意向を受け止めて欲しい。」
「平成15年から要望し続けている。いつ実現するのか?」
「5年間かけて道路廃止?防災対策はいつ完結するのか?!」
どれも平穏な暮らしを望む地元の方からすれば、否定する余地の無いご発言ばかり。

明日13:30より土木交通委員会において同道路にまつわる請願審査が行われる予定。
【委員会生中継】http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/3.html

何年かければ、いくらかければ済むのか。
市長の道路事業廃止表明と進まない都市計画道、解消されない地元の不安。ジレンマはまだまだ続く・・。
(※事業費「全体事業費約36億円」・「執行済額約29億円」・「平成25年度末進捗率約80%(全長892mうち)」)
言うまでもなく、私も早期開通を求めます。