ドイツで行われている男子プロテニス大会で、Air Kでおなじみの錦織圭選手は残念ながらふくらはぎ故障のため準決勝で途中棄権となってしまいましたが、こちら天白区の錦織選手は健在⁈
今朝は生憎のお天気でしたが、会場は全天候型ですので問題ナシ。第33回天白区ソフトテニス大会(^o^)/皆さん頑張ってください!
さて、先週より名古屋市会6月定例会がはじまりました。私は財政福祉委員会委員長として臨みますが、今定例会で当委員会に付議されたのは「名古屋市市税条例等の一部改正について」。そして、「市設建築物再編整備の方針(案)について」と「平成26年度一般会計収支見込みについて」を所管事務調査として取り扱う予定。
特に「市設建築物再編整備の方針(案)について」は、「名古屋市のアセットマネジメントの取り組み」にかかわる今年度の大きな“懸案事項”の一つ。
「アセットマネジメント」とは、現存施設(市保有資産)の今後の維持管理・更新に関する考え方や施設整備の方向性を明確にして、持続可能で健全なものにしていこうとするもの。
そのためにもアセットマネジメントの基本理念、導入の背景、マネジメントを進める基本的な視点を整理しながら、施設の長寿命化、効率的な維持管理、保有資産の適正な活用などの取り組みにより、経費の抑制と平準化を図るために「アセットマネジメント推進プラン」を平成23年度に策定したのです。
しかしながら、計画期間(平成24~33年度)の10年後となる平成34年頃からは一斉に市内各施設の老朽化がはじまり、築40年以上の施設の延べ床面積が56%と半数を超えると試算しており、今後大きな方針転換が求められるところ。
つまり、これからあと7年ほどは施設の長寿命化を施しながら経費を抑えることができたとしても、それ以降は今の約1.7倍の整備費が必要(年間300億円以上不足)となり、このままでは現存施設の維持、市民サービスの確保がいずれできなくなってしまう恐れがあるというのです。
また、平成52年には昭和55年時の名古屋市の人口209万人程度(現在約227万人)まで人口が減少する見込みで、全国的にも人口減少の波が加速しはじめ、少子・高齢化、生産人口の減少、扶助費の増加等で社会経済情勢の大きな変化が予測されます。
将来の施設整備費を現在と同程度の額と仮定した場合、床面積で『1割程度の削減』が必要と試算しており、現在の床面積は約1,000万㎡(名古屋ドーム200個分に相当)ですから、例えば100万㎡ほどを削減していかなければならないとのこと。
今後、長期的視点で健全な財政運営のもと市民サービスを確保していくために、当委員会のみならず様々な場面での議論が期待されるところです。