昨日より、名古屋市会2月定例会が開会しました。

まさに来年度(当初)執行される予算(事業)をしっかり吟味、審査した上で議決する、一年を通して最も濃厚で白熱する定例会。そして、開会日の本会議前には、毎年恒例の本会議場での名古屋フィルハーモニー交響楽団(名フィル)による、ミニコンサート。傍聴席は、満席。ただ、残念なことには、25年2月から、市長が一度もミニコンサートに出席しないこと。

「名フィル自体の補助金の提案・議決をする場で、無料で行うのは問題がある。便宜供与にあたる。入場料を払うか、出席を控えたい。」などの理由で、当時(25年2月)、開会直前に開かれた議会運営委員会は紛糾し、会全体が遅れて始まったのです。

名古屋市会は全国的にも珍しく、議場が円形になっており、ちょうど議席の中心部分にあたるスペースで演奏していただくのです。まさに、多くの市民に名フィルの活動を知ってもらう、素敵な機会ではないでしょうか?その証拠に定員330名のところ今年は624名の応募者から選ばれ、2倍近い倍率の人気っぷり。しかも、引き続き市会を傍聴していただける訳でして。

「意見があるならもっと早く言うべきだ。小さい点をとらえて、本質に触れない議論だ。」と、当時のふじた和秀議運委員長が批判されていたのが印象的でした。

ちなみに、22年2月は出席、23年2月はリコールがあり定例会が3月にずれたことで演奏自体が行われず、24年2月は途中から出席と、2回は名フィルの演奏を市長は、実はタダ!で聴いていたのです。

昨日は演奏終了後、定例会開会にあわせて市長一人議場に入り、市長の提案説明では傍聴者に向かって「皆さん、ようおいでいりゃぁた。サンキューベリーマッチ!」などと相変わらずのイントロドン。「無料で聴いとったらあかんでしょうみなさん。」とでも言ってみたら、首尾一貫した主張で市長らしいと思うのですがいかがなんでしょう?

当時は市長選挙直前でもあり、議会との対立を演出しようとした向きもあったかと思いますが、平然たる態度に違和感を感じるところ。

市政の混乱から停滞?対立から馴れ合い??とならないことを祈るばかり。

本質に触れない議論はさて置き、今回も緊張感もって、全力モードで取り組んでいかねば!!昨年の代表質問に登壇したことを思い出し、まずは予算案資料の読破から( ̄^ ̄)ゞ


中日新聞 2018年2月20日(火)日刊