名古屋市衛生研究所

本日は、名古屋市衛生研究所へ。
瑞穂区萩山町の旧衛生研究所へは、これまで何度もお邪魔していました。
老朽化した建物、薬品のニオイやらも含め、かなり劣悪な状態でした。
研究職、専門職の方ばかりの施設であり、毎回のように要望を頂いておりました。
昭和41年以来、約53年数ヶ月の年月を経て、令和2年に守山区へ移転。
時同じくして、同年2月に名古屋で初めて新型コロナウイルス陽性者が確認され、PCR検査をはじめ2ヶ月前倒しで新施設を稼働。
実は、その半年前には新たな検査機器等を揃える必要があり、財政局に理解してもらうための委員会審議を、健康福祉局と入念にさせて頂いたのが懐かしいです。
その後、2億円を超える補正予算案が議決されたときは、喜びもひとしおでした。
現在、オミクロン株の変異をどの自治体よりもしっかりと確定できるのは、その際に導入した『次世代シーケーンサー』のお陰です。
また、まさかの新型コロナウイルスの発生に、移転改築が間に合ったことは、奇跡なのか偶然なのか⁉️
いずれにしても市民の安心・安全に大きく貢献したことは、言うまでもありません。
「県市あわせて1ヶ所で良い」、「民間に委ねれば良い」、そんな意見も当時はありました。
その際に、『ムダ』と言って切り捨てていたら、間違いなく名古屋市は大混乱だったでしょう。
『二重行政』とか『民間移管』とか流行りのように言われてきました。。。
市民の命と健康を、民間にはない技術や高水準の機器を駆使して守っていく事が、本来の行政の役割。
あって良かった!
できて良かった!
新・衛生研究所は必要だった!!
コレからも市民のために宜しくお願い致します。