前厚生労働副大臣 永岡 桂子代議士のもとへ、岩城副市長らと共に要望活動(27/8/26)


先日もお伝えしましたが、都市魅力向上の重要性について昨今言われることが多くなってきているなかで、本来あるべき『都市の魅力』とは、「誰もが安心して暮らすことが出来るまち」ではないかと、財政福祉委員長を2度務めてきた身として再認識させられた一年でした。
また、平成28年度は、自民党市議団 政調会長を拝命し、「誰もが安心して暮らすことが出来るまち名古屋」の実現に向けて、心して努めていくことを改めてお誓い申し上げる次第。
さてそんな中、突如、河村市長が副市長3名うち2名を交代させるとの報道が流れました。しかも任期途中での交代。河村市政(現在2期8年目)になってから、副市長7名うち6名を市長自ら指名しましたが、確かそのうち5名が任期途中(注:1期は4年間)で辞任されています。

世の中では大手企業をはじめ、ドラスティックな交代劇も少なくない時代となってきましたが、人事は、職場のモチベーションや組織力に大きな影響が出るものであり、市民生活が業務である市政においては、殊に慎重に行うべき事柄です。
私が委員長を務めてきた委員会関連局の担当副市長でもある岩城副市長は、戦後2人目の民間出身副市長として河村市長自らが起用した方です。
就任当時、岩城副市長初登庁(平成25年6月)の様子が綴られた記事には、『局長級を集めた臨時幹部会議で、河村たかし市長が「役所は縦割り的なところがある。一歩踏み出し失敗を恐れずやっていただきたい。名古屋の庶民がにこっと笑える政治をやってもらいたい」と激励した』、と報道されていました。
岩城副市長は弁護士出身で、NPO法人「子どもの虐待防止ネットワーク・あいち CAPNA」の元理事長でもあり、児童虐待防止をはじめ健康・子育て・教育など、市民生活において肝心要の福祉施策を中心に、期待以上の手腕を振るってこられた方です。その方が任期途中で交代、いや事実上の更迭は、理解に苦しみます。

現に、福祉関係者や副市長と関わったことのある方々から、「なんで交代なの?」・「本当ですか?」と問い合わせが私の元にもあったぐらいですから、市長の人事考課に正直疑問が拭えないところ。
いずれも議会への同意案件ですから事実関係を確認の上、市民生活に支障を及ぼさず途切れない市政運営と、これまで積み上げてきた内外関係者のご努力や良好な関係が無駄になるようなことだけは避けるよう、吟味しなければなりません。