本日は日帰りでの上京。目的は、『統合医療について』。簡単に申し上げると、「医療モデル」と「社会モデル」が補完しあうことで、健康長寿社会を目指そうとするのが、統合医療。とは言っても、わかりにくい説明ですね。つまり、予防医療の先駆けでもあり、科学的には未知数な分野。2年ほど前から予算が認められ、このたびの国の新年度予算案でも、約1億円を構えることとなった始まったばかりの施策。

厚労省、国立長寿医療研究センターはじめ、さまざまな関係者からのお話の中で、日本スケート連盟会長 橋本聖子 参議院議員のお話がとても印象的でした。もちろん話題の中心は、オリンピック!!

橋本会長曰く、「産まれ持ったDNAや能力に反するのがスポーツ(ナルホド!)。海外の恵まれた体格の選手と戦うために、日本人は努力を惜しまない。本当に持っている人間の能力を引き出すためには、まだまだ未知の広がりがあり、そこに携わることでスポーツの醍醐味や魅力があり、スポーツが人に感動を与える所以がある」と。

そして、「オリンピックは、経済と文化力の戦い」とも。未来への先行投資は確かに大切。なんと強豪国は、選手村を独自で借り上げ、母国と同じだけの環境を作り臨んでいるそうです。さらに、次期オリンピック開催地が決まると、すぐにそういった場所を抑えるんだそうです。凄いですね。橋本会長が選手だった頃には、今のようにスタッフを帯同させるだけの予算は少なく、スポーツに向ける国の支援は最低限のものだったようです。

なお、現在行われている平昌冬季五輪の選手村のアスリートダイニング(24h営業の選手向け食堂)の利用者は、スタッフや関係者だけで、実は、どこの国も選手のためにそれぞれ自国で用意して、『食の戦い!』が繰り広げられているそうです。

余談ですが、私の中・高同級生の山本恭平君が、スノーボード日本代表チームのサービスマンとして、平昌冬季五輪で活躍していることをお伝えしました。

橋本会長、時間を忘れての熱弁で、私にとっては、金メダル級のひとときでした。

スポーツ医学やチーム医療で培ったノウハウを、食と運動の改善策に応用することで、地域医療に発展的な役割を担っていきそうです。

はじめて橋本会長のお話を伺いましたが、大変に素晴らしいお方で、興奮のあまり、思うがままにしたためてしまいました。乱筆乱文をお許しくださいm(_ _)m

ガンバレ!ニッポン!!


週刊文春2/8発売記事

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