中日新聞 2018/06/23

大阪府北部地震で倒壊した小学校ブロック塀の下敷きになり、小さな小さな尊い命を奪ってしまった事故を受け、名古屋市教育委員会では、学校施設にある通学路に面したコンクリートブロック塀・鉄筋コンクリート組立塀について、市内34校(園)で緊急点検を行いました。

結果、安全性が確認された学校は30校(園)で、すみやかに改修が必要な学校4校を確認し、緑区鳴子台中学校を皮切りに本日より早速改修しはじめました。

ちなみに市内34校(園)のブロック塀については、構造に影響を与えるような劣化は認められなかったものの、うち4校は、設置時に法令の規定がなく、設置後に法令の規定ができたために現行基準に合致していないという状況。

天白区内での点検校は、久方中学校でしたが、①法令への適合、②構造に影響を与える劣化がない、いずれにおいても安全が確認されております!

この後、今回点検を行った学校以外の『通学路に面していない98校のブロック塀等の調査』についても速やかに点検を行うことになっています。

園児・児童・生徒の安全対策は万全を尽くし、学校施設でなくても、地震が起きたら高い塀などに近寄らないようご注意ください。

このたびお亡くなりになった児童に対し改めて心からご冥福をお祈り申し上げ、二度と繰り返すことのないよう、児童生徒の安全を配慮しながら細心の注意を払い、可及的速やかに対策を講じていただく旨要請いたしました。