東日本大震災から7年

昨晩から始まった年末消防特別警戒をあとに、今朝から仙台市入り。
あの東日本大震災から7年経過。
多くの命と財産を失った災害。
私たちは風化させてはいけない。
市役所での座学ののち、「震災遺構 荒浜小学校」へ。
海岸から700mに位置する荒浜小学校。
学校に避難した住民や児童は320人。
防風林をなぎ倒し、瓦礫とともに津波は校舎2階まで浸水。
地震発災後、判断を左右した、たった70分間。
住民を避難誘導した消防団員が、数秒の差で車ごと流され、30歳の若い尊い命を失うことに。
熊本地震の経験から、災害救助法について、6月に我々自民党政令指定都市議連の強い要望も後押しして、都道府県から権限移譲され、法改正に。
仮設住宅の整備、災害物資などの提供が、政令市による迅速な対応が期待されるものの、全国知事会が権限移譲に反対している背景から、移譲は都道府県知事の同意を前提としているところ。
南海トラフ地震の想定状況が叫ばれている中、災害対策はまだまだ万全ではないことを、ここ荒浜地区で仲間を失った辛いご経験のある、菊池崇良仙台市議の切々と…時に感情的に語る姿がとても印象的でした。
何事も他人事ではない。


