「弥富相生山線の道路事業廃止及び相生山緑地の計画に関する説明会(世界のAIOIYAMAプロジェクト説明会)」in 天白区役所

元々、都市計画決定された道路として相生山(下山畑~久方)総距離892mうち8割整備したところで、突如市長が整備中断の指示。

実は建設着工当時の平成16年頃は、愛・地球博の開催直前も重なり、環境問題にも発展したことで、ヒメボタルの生息地を避ける形で整備計画を南へ10m線形変更。

10億円増額して、シェルター工法の環境型トンネルや外来種の植物が自生しないように直角に擁壁を設えたりと環境に配慮した先進的な道路になる予定でした。

結果、生息する小動物が行き交うことができる高架下の小さなトンネルだけが開通。。

総工費26億円に10億円の予算を積み増しして、8割の整備とはいえ、環境型の道路整備費に29億円の税金が投入されたまま今日に至ります。

そしていまもなお、架けるはずの富山県で製造されて運搬された「桁」はビニールシートに覆ったまま道路脇に放置され、自然生態の調査や沈砂池等の管理のための費用が別でかかっていることを追記しておきます。

突然の中止に周辺住民からは、入り込み交通対策への心配の声が高まり、今なお開通の要望が絶えません。

隣接する野並学区においては、東海豪雨を経験した地域でもあることから、災害や救急時の懸念が新たな課題の声に。

本日開催された説明会で用意された椅子180席は、1/3埋まる程度。

平成26年末、市長がプレス発表する直前に行われた地域説明会は、反対派と賛成派に分けて2回開かれ、今後の展開に注目する区民・団体で熱気ムンムンだったのが思い出されます。

平成22年、年明けに市長が整備を止めてから約9年経過。

住民代表による早期開通を求める請願を当時議会として採択したのですが、議会の意思は結局反映されないままに。

昨日も関係する土地の買収について訪ねてこられた方からも、「早期開通」を求める声。

総じて会場内からの質疑には、質問者が納得のいく答えが返ってこない印象。。

つまり、今日の説明会に対する参加者のニーズと市の思惑にずれが生じている感が否めない・・。

加えて、私の地元中の地元の島田5丁目内は、島田交差点界隈の渋滞の影響が大。

3車線を4車線にすることで緩和するような説明でしたが、島田交差点50m南側に交差する旧街道は幅員が狭いので、右折車のために直進も左折もできないから関係がない。

『世界のAIOIYAMA』
=「市長の文章の中身を実現するためのプロジェクト」との冒頭の説明がとーっても意味深い。。

道路と緑地・・

本質的に、これは別の問題と思うのは私だけなのでしょうか。

横文字にすれば課題がある意味包含されて、何か違ったニュアンスになるのでしょうか?

まるで、東京の新たな鉄道駅名称の議論と変わらない気も??

ちなみに出席した地元公職者は、私を含む3名。

いえ!もう一人、瑞穂区の先輩議員も出席!!

そうです。

弥富相生山線は、瑞穂区の弥富と天白区の相生山をつなぐ道。

時代の要請は共生社会。