熊本城 天守閣


今朝の福島沖震源の地震に遭われた皆様には、心身共にご無事でありますようお祈りいたします。
昨日と今日、熊本に伺いました。4月の熊本地震からの復旧・復興について、被害状況から公助の限界、情報発信、避難所及び排泄などの課題、そして当時の議会対応に至るまで多岐にわたりご説明をいただき、政策局長並びに熊本市議の皆様には多くの質疑にご対応いただきました。
そして、本日は特別に熊本城へ現場視察。はじめてお邪魔したのが8年ほど前の熊本城「本丸御殿」竣工直後。あまりに変わり果てた姿に絶句。
被害総額634(むさし)億円。木造復元の意見もあったそうですが、2019年ラグビーワールドカップ、世界女子ハンドボール大会開催をターゲットに、熊本のシンボルとして一日も早い天守閣改修復元をと、三年後の完成目指して進めているそうです。城郭全体の改修整備は向こう20年を目標。調査員、工事関係者の気の長い作業がまだまだ続きます。
また、併設の城彩苑内に2011年にPFI事業(SPC)で整備された「歴史文化体験施設 湧々座」では、熊本城創建当時の様子を十二分に堪能することができ、まさにワクワクするしかけが散りばめられ、お城と見事なコラボレーションを果たしています。すべてを観覧するのに1時間はかかるそうで、40,000点の資料を参考に約5000万円かけて作られたバーチャルリアリティ映像は必見!関係者から、「これは熊本の財産です!」とおっしゃった一言はとても印象的でした。
安全確保から現在、城内には入れないのですが、複合施設は多くの観光客で賑わっています。限られた資源を上手に活用されており、こういった見せ方は名古屋も見習うべきと思います。
http://www.totalmedia.co.jp/task/works2011-kumamotojo-wakuwakuza/
僅かですが、参加メンバーで一口城主改め、『復興城主』に協力させていただきました。皆さんもぜひ、『復興城主』に!!
阿蘇くまもと空港に向かうバスの車窓からは、益城町周辺の被災状況がわかり、いずれも一日も早い復旧を願うばかり。
ご多忙の折、お世話いただきました澤田熊本市議会議長はじめ、市議の先生、職員の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。
頑張れ!熊本(^-^)/
http://wakuwaku-kumamoto.com/castle/


一本足の石垣 飯田丸五階櫓

西櫓御門 付近

二様の石垣 算木積と穴太積

十四間櫓

東十八間櫓

調査員さん地道に目視

頬当御門 付近

復興城主

石積み体験

歴史文化体験施設 湧々座