「クラックが真横に入ると、建物は使い物にならない。」

平成28年4月熊本地震で被災した熊本市民病院。南館・北館はすでに病院機能として使用不能で、新館のみの稼働。

大きなダメージを受けることになった本震M7.3(28.4.16 am1:25)発災時、ライフラインは全て途絶えるも、前震M6.5(28.4.14 pm9:26)発災直後から災害対策本部を立ち上げていたことで、病院長はじめ院内待機中であったこともあり、迅速な初動対応に。全ての患者の転院・退院まで、僅か10時間という短時間で完了。

広域災害救急医療情報システム(EMIS)の必要性についての発言もあり、熊本市内の医療機関は100%構築されているようです。

果たして、名古屋市内は、大丈夫なんだろうか??

周産期医療にも力を入れており、NICU(新生児集中治療室)からの転院も3名の新生児、そして1名の小児をヘリにより鹿児島県、福岡県の病院へ搬送して、小さな命もしっかり繋いだそうです。

今後、国の官舎跡地へ移転され、地域医療構想や新公立病院改革ガイドラインとの整合を図り、新病院では急性期病床の削減、回復期病床の拡充で、「554床→380床」を目処に減床して再建予定とのこと。

唯一申し上げるのであれば、この際、熊本大学医学部附属病院と連携して、市立病院ではなく、独立行政法人化に踏み込んだら、なおイイかと!

がんばれ熊本!!