アイデンティティー

4月7日(火)19時、政府より、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発出されました。
対象は、7都道府県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県)。
愛知県は今回、緊急事態宣言が見送られたものの、4月10日(金)県独自に発出。
私の理解では、緊急事態宣言で可能になる主な措置は、「外出自粛要請」・「遊行施設や大学などの使用停止・制限」・「医薬品や食料品などの売渡要請」等。
県独自と政府とは、「要請」なのか、「法律に基づく要請」・「要請」・「指示(従わなければ施設名公表も)」・「命令(罰金・懲役も)」等の違い。
特別措置法の意味づけが少々わかりにくく、何がどう現状と変わるのか、法的根拠に基づく強制力、効力が未だ読み込めないところ。
なお、休業要請には強制力はなく、休業するかは各事業者の判断となります。
ちなみに政府においては、愛知県は対象地域に加える評価に至っていない旨の見解。
ところで、あくまで個人の見解ですが、特に名古屋市におかれては、市職員の努力の成果であると思っています。
追跡調査も他の自治体に比べてしっかりしていますし、クラスター発生後の対応が良いからこそオーバーシュートに至らなかったと思います。
結果、名古屋市は2クラスターに抑え込められています。
呼吸器の専門家からの意見を直接うかがうと、新型コロナの怖さを知る上でこの状況に抑えられていることが凄いと仰られています。
現在でも、市内感染者に全く関連が無い方はいないそうです。
もう一点大切なことは、名古屋市民の真面目な気質の表れが感染の拡がりを抑えているのではないでしょうか。
勿論、予期せぬ事態が発生することも想定して、互いの健康のために、注意深く行動しなければいけません。
いまは、スクラムを組むとき。
他人への気遣いや感謝、慎重な考え方をする日本人らしさ。
謙虚な気質で、日本人としてのアイデンティティーを大いに発揮するとき。