週末、『新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望』を実施。

副本部長として進行役を務め、その一端が中日新聞にも掲載されました。

今回は、スクール形式にて、中川貴元本部長(東区)から具体的な数字をもとに、「PCR 検査が進まない」といった声を解消するべく舌鋒鋭く要望。

一言に検査と言っても、『検体の採取』と『検体の検査』の2段階が必要。

本市のPCR検査体制は、

「患者」→「保健センター」

に加えて、市医師会のご協力で

「患者」→「かかりつけ医」

この2つの流れで検査に進むことができます。

現在の『検体の採取』と『検体の検査』双方の実施能力の一致、または相対的な強化が必要です。

実費でのPCR 検査を民間医療機関でも始めていただいておりますが、市民の不安を取り除くための総合的な取り組みが早急に求められます。

そして何よりも当地において「厳重警戒」段階に入ったいま、感染拡大防止に向けた市民理解を強力に訴えていかなければなりません。

いずれも、マンパワー不足をどう解消するのか!?

愛知県内1/3の人口を誇る名古屋市。

感染拡大も残念ながら都心からの影響が大きいのは明らか。

いよいよ県・市一丸となって努めるべきとき。

昨日まで4日連続100人超であった陽性反応結果は、本日82人と、週初めで若干少なめの数値だったとはいえ、「厳重警戒」段階にあることに変わりはないところ。

◎検体の「採取」実施機関
ドライブスルー 30 件 → 36 件
東部・西部医療センター 10件 → 20件
民間医療機関 120 件 → 120件
名古屋市立大学病院【新】40 件 → 80件
名古屋大学附属病院【新】0件 → +α
診療所【新】0件 → 300件
保健センター 【新】0 件 → 320 件 
合計 200 件 → 876 件

◎検体の「検査」実施機関
名古屋市衛生研究所 80 件 → 180 件
民間医療機関 323 件 → 323 件
民間検査機関 30 件 → +α件
愛知県衛生研究所 0 件 → +α件
合計 433 件 → 876 件

これまでも、濃厚接触者を追跡するなど、相当なレベルで対応してきました。

しかしながら、PCR検査を無症状者まで広げていけば、保健センターはじめ現場は明らかにパンクしてしまいます。

医療崩壊を招くことなく...

『検体採取』能力=『検体検査』能力

ここに向かって、多くのご理解とご協力が望まれます。

少なくとも、検査機関の現状「433件」に対し、「200件」と言われる検体採取件数を一つでも増やしていく努力が必要です。


中日新聞 日刊 市民版 8月1日(土)