委員会終了後、自分へのご褒美に、カツカレーうどん(笑)

今日は、案件が盛り沢山な総務環境委員会にて所管事務調査『市立大学における新学部の設置について』。

私たちは、朝起きて通学通勤、電波や光ケーブルで画像や音声のデータを受信したり、メールやLINEでテキストデータを送受信しています。

職場や学校でパソコン開いて仕事や学習して、お昼になってコンビニに行って買い物すればPOSシステムで顧客の買い物情報がデータとして蓄積されていきます。

家に帰れば、一定の温度以上になると制御するガスコンロやAI搭載の炊飯器、設定した温度と設定した湯量の通りに湯を沸かすシステムのお風呂に入って一杯やって、あらかじめセットしておいたアラームを確認せずとも床につけます。

データやデータを活用した結果の毎日に守られ支えられ、まさにデータから価値を創造していくことが当たり前の世の中で、生活面でもホント便利になりましたよね。

このたび、まだ国内4大学しかない「データサイエンス学部」を令和5年スタートを目指して名古屋市立大学に設置することになりました。

平成30年中経連が公表した「中部圏5.0の提唱」では、この地域はAIやデータ分析分野に関する研究の集積が弱いという点が指摘されています。

また、この地域は、製造業、モノづくり産業が盛んである一方で、情報分野の人材が関東方面などへ流出しているといった状況。

2012年にハーバード・ビジネス・レビューという国際的に有名なビジネス誌に「21世紀で最も魅力的なカッコいい仕事 Data Scientist : The Sexiest Job of the 21st Century」としてデータサイエンティストが取り上げられ世間でデータサイエンスが一般化し始めました。

同年に「グーグルの猫」を実現したことで一気に注目を浴びるようになりました。

ちなみに「グーグルの猫」とは、Google社の研究チームが、ディープラーニングという手法を用いて、YouTubeに投稿されたビデオの中から無作為に1,000万枚の画像を取り出してAIに学習をさせ、その結果、人がAIに「猫」という概念を教えることなくAIが「猫が写っている画像を見分けられるようになった」という大快挙と言える出来事を大体的に発表した話。

こんな夢のある話を語ることが出来る人材を名市大から輩出できることになれば、このうえない喜び。

今や子ども達の将来の希望の職業に、中学生では、1位/YouTuberなどの動画投稿者(30%)、2位/プロeスポーツプレイヤー(23%)、3位/ゲームクリエイター(19%)などが並んでいるようです。

ホント驚きですよね。

ITやAIなどが生活の中心になってきている証ですね。

とは言っても、この分野で日本は世界から大幅に遅れをとっている状況。

このたび名市大で学部を新設するにあたっての予算措置、教員の確保、国・社会が求める人材、地域の期待etc...様々な観点から1時間ほど質疑をさせて頂きました。

加えて、学内でデータサイエンス学部を設置したいとの意思決定をしたら、それがすぐに実現できるような環境が必要であることにも言及。

予算・教員募集・学習環境など、名古屋市にお伺いを立てて、名古屋市から了解をもらわないと先に進めないという流れではなく、いかに簡便化でき、また迅速化できるかが課題。

予算に関しては、地方独立行政法人にふさわしいように、一定のルールのもとの保証・担保が必要でこうした点についても、引き続き不断の努力・検討を要望しました。

まだまだ変わる名市大!!

久しぶりに一人旅的な委員会でした(笑)