厚生院附属病院における『MRI導入』

本日は、財政福祉委員会でした。
『厚生院附属病院(名東区)』は、令和5年4月に名市大附属病院化されます。
従来からの内科や外科などの「診療科別体制」から、患者さまの症状に応じて各科が連携する「センター方式」となります。
あまり例を見ない画期的な仕組み!!なんです。
そこで、厚生院附属病院における『MRI導入』に向けた契約内容についてを委員会にて審議。
「地方自治法施行令第 167 条の2第1項 第5号」の緊急の必要により、競争入札できないことに起因するもの。
つまり、契約方法は『随意契約』に。
理由としては、半年後の名市大附属病院化まで速やかに導入しないといけないため。
すでに名市大附属病院では5台、西部医療センターでは3台、東部医療センターでは2台のMRIが導入されています。
それぞれの稼働率は、ほぼフル回転。
直近の導入例をたずねると、令和2年度に西部医療センターで「約2億4600万円」だったとのこと。
同じものではないものの、今回は「約5億円」で、なーんと2倍!?
確認すると「機能的MRI」という血流を可視化できる先端医療機器であり、施設の床の補強や電源装置などの設置工事も含めた内容になったからだそうです。
「磁気共鳴機能画像法(functional magnetic resonance imaging, fMRI)」という無害に脳活動を調べる方法を活用することで、『認知症や神経疾患』等の患者さまの機能改善を画像化したり、今後の研究にもつながることが期待できます。
2025年(令和7年)には、団塊の世代約800万人全員が75歳以上になり後期高齢者となります。
いわゆる「2025年問題」は、超高齢社会を迎えることで、医療・福祉また雇用など、多大な影響を及ぼすことが予想されています。
人生百年時代に向けた、「心身機能の回復・維持」を目指す病院に間も無く生まれ変わります。
お一人でも多くの皆さんが、いつまでも健康で質の高い生活が送れるよう、これからも全力で議論してまいります!!