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メキシコ滞在を経て、姉妹都市のアメリカは、ロサンゼルス市へ。そして、1934年にロサンゼルス市在住の日系二世の皆さんがはじめたお祭りに。

「第78回二世週日本祭」

先代の1世2世に敬意を払い、祭りを継承・運営する3世4世が伝統を重んじた新旧のイベントを展開。未来の次世代に祭り文化を伝承。

初日は、コロネーションデイナーとコロネーションボウルへ。コロネーションとは戴冠式のこと。 今年も二世週祭の新女王を決めるコロネーションボウルがアラタニ劇場で開催。

ロサンゼルスの各日系の団体から推薦された 6名の候補者から見事選ばれたのは、「オレンジ郡日系評議会」推薦の “アリス・マリナ・アマノさん(22歳)”。

これからロスの日系社会をアピールするために1年間活動され、10月の名古屋まつりに一行は来名されます。

姉妹都市関係を有効に活用するためにも、より具体的に行動しなければならないことを理解。ちなみに、女王の左隣がファースト・プリンセスで、右隣がミス・トモダチ。








メキシコ・シティ国際局へ。

国際局長『クアウテモク・カルデナス氏』は、超スーパー有名人!!

恥ずかしながら、私は存じ上げなかったのですが、カルデナス氏は三度大統領選に出馬し、何らかの不正があったとの疑惑付きの開票結果に僅差で惜敗されたご経験があり、その後も民主革命党を結党するなど、長年政界で活躍されている方。

また、ラサロ・カルデナス元大統領のご子息でもあり、主に上院議員、州知事、メシコ市長等歴任されています。

先の7月に行われた、大統領選にも精神的指導者として尽力されたところ。

また、夕方には懇談会を開催していただき、失礼ながら防災、文化、経済、007スペクターetc、様々な質問や会話を通じて、学び楽しませていただきました。

会終了後も、ロビーで多くの方から声をかけられ、写真撮影に応じるなど、かなりの人気ぶりでした。

メヒコ万歳!ムーチョグラシアス!!





メキシコ・シティ行政機関や議会を行脚。

メキシコシティ上下水道局では、名古屋市上下水道局からの技術支援協力を得たことで、上水道がかなり改善されたことを確認。

「飲めますか?」と尋ねたところ、「シーィ♬」と自信満々な返答。「浄化槽や引込みの水道管の劣化によるものはわからないが、そこまでは大丈夫だ!」とのこと。。え!?

あとで通訳や在墨の方に聞いても、流石にまだ飲めなさそうですけど、名古屋市の技術が海を越えて貢献していることは大変嬉しいこと。

メキシコ市議会では、ルナ議会運営委員長はじめ、1時間半に及び意見交換。2015年にそれまでの連邦区から州と同格に格上げされ、メキシコシティとして憲法も制定したところ。

憲法制定について、市民の意見をどのように確認したのか?と尋ねると、憲法制定のための議員を選挙で選び草案を作らせ、議会で諮った上で制定したとのこと。

また、憲法において、ジェンダーの平等性についての潮流が激しく、全66選挙区(小選挙区33、比例選出33)において、男女比を同じに、つまり男女33人ずつ議員を選ぶように定めたそうです。

連邦制国家なので、直接的に単一国家の日本と議会政治を比べることは出来ないものの、極めて濃厚で貴重な時間を過ごさせていただきました。








1985年9月19日発生したメキシコ地震。何の因果か、昨年発生したメキシコ地震も9月19日。毎年この日に防災訓練が行なわれており、昨年の地震は、ちょうど訓練が終わった直後だったそうです。

「メキシコ国立自治大学 地球物理学研究所」へ訪問。

メキシコでの地震対策は勿論のこと、メキシコの地震の仕組みが、南海トラフ巨大地震への減災に向けた取り組みに活用できるとのことから両国で研究が行われています。

そこでなんとご説明頂いたのが、サイエンス誌2017年最も活躍した科学者10人に選ばれた、『ビクター マニュエル クルーズ アティエンサ教授』。

ここでは書ききれない程の専門的見地と極めて興味深く実効性の高い研究内容。

要約すると、津波と地震のリスクを下げることを目的に、過去110年間地震が起きていない場所(ゲレロ州沿岸部)をターゲット(G-Gap)に、海中版ドローンを使って将来発生しうる巨大地震の大きさを評価し、災害シナリオを構築。また、地震津波ハザードマップも作成するなどして、減災教育プログラムを開発。

キーワードは、「スロースリップ」。

5年間のJICA協力を終えた後も研究を続けていただき、ハードアクションや社会実装に活かす日が一日も早く訪れることを願うばかり。

続いて、メキシコ国立歴史人類博物館へ。もしメキシコに行く機会があれば、ぜひ訪れて欲しい場所。

700年ほど前、2,000mの高地に存在した巨大湖を干拓したり埋め立てたりして作られたのが、今のメキシコ・シティの原型。

アステカ人は、巨大湖テスココ湖を干拓して「テノチティトラン」という都をつくり、アステカ帝国を築きました。 その後やってきたスペイン人がこの都を壊し、現在のスペイン的な街並みのメキシコ・シティに変貌させました。

のちに、アステカ文明がメキシコ・シティの地下に潜っていることがわかり、歴史的大発掘に至るのです。

湖を埋め立てた場所なので地盤が弱く、震源地からかなり離れているのに、メキシコ・シティが地震の影響を受け易く、過去大きな被害に遭った理由もこういった長い歴史背景に依るところです。

館長との懇談では、7年前からの再訪の喜びを伝え、昨年の地震被害について伺うと、「倉庫の小さな物品が落ちただけ。ここが潰れれば、メキシコ・シティは無くなるよ。」と心配をよそに、当時の状況を詳しく話され、大いに歓迎していただきました。

ちなみに、市内は地盤沈下や液状化で毎年5mmほど変動?するそうで、移動中の車内はかなり激しい揺れ。連日の調査訪問と共に流石に疲労が蓄積。夕食は気分転換に韓国料理(^^)



“JICAメキシコ” が2015年からスタートした「自動車産業育成プロジェクト」の取り組み状況の調査に、「国立高等技術専門学校 グアナファト州 イラプアトキャンパス」へ伺いました。

本日は、カリキュラムの改善について協議をする連携審議会が開催されており、我々も1時間ほどヒアリング。

日系自動車関連企業のメキシコ進出とニーズに応えるべく、3年前にこちらの技術高校に「自動車産業コース」を開講。

5S・5WHY、品質管理、ものづくり精神を養成するなど、まさに日本的なプログラムで技術者を育成し、現地教師のスキルアップ支援も同時に行っています。

審議会後に、ワークショップ現場を見学へ。

研磨を練習する生徒に質問してみると、10名うち1名のみ企業インターンに行ったことがあるとの答え。

「本物の工場で、製造する緊張感と責任感を感じ、代え難い経験となりました」との感想。

とても嬉しいお話ではありませんか!?

ぜひ日本企業も積極的に生徒を受け入れて欲しいものです!!

とにかく、夢をもつ若者の笑顔が、一番素敵デス。

我々グアナファトを後に、メキシコシティに移動です。

☆名古屋市会メキシコ市・ロスアンゼルス市姉妹都市交流公式代表団☆



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